このブログを始めたのは、はじめは色々な理由があった。
自分以外に向けて継続的に文章を書く場が欲しいと思ったこと、ITの知識が皆無の私にとって、IT技術に触れる場になると思ったこと、どれくらい自分の文章が読まれるのか試してみたかったこと。など。
自分以外に書いて読んでもらう、ということを目標にしていたので、はじめは読みやすい、明るい、ブログ記事を参考にいろいろと書いてみた。
1カ月くらい経ち、このやり方はちょっと違うのかも、と思い始めて、最近は日記みたいな形式で書いている。そうすると、びっくりするぐらい書きやすい。
意味のあるブログからは遠いけれど、その時思ったことを文章にしていく作業は面白い。
私はすごく型や形に執着するタイプで、「こうあらねば」という思考が強い。ブログを初めた当初もまさにそうで、はじめはいわゆる「収益化できる」ブログを目標にしていた。それが、ブログを始めた人が目指すべき型だと思ったからだ。
結果としてあまり楽しくなく、ブログから離れることが多くなった。でも、文章を書いていくことは好きだったから、書く場を手放すことは嫌だった。
どうするか考えて、私は「収益化できる」ブログという目標を手放した。
「こうあらねば」思考は大抵、自分以外の基準を自分に当てはめるときに生まれていて、本来の自分のやり方やあり様を曲げてそれに沿っているとゆっくりと辛くなる。
だから最近は「こうあらねば」思考に気が付けたときは積極的に手放すようにしている。
自分を曲げてしまうことはとても簡単な対処法で、すぐ癖になってしまう。けれど、それを続けていくと、全然自分が望む方向でない場所にたどり着いてしまう。
自分を曲げて、他人の意向を飲むことは容易だ。でも、長い目で見て、自分の本当に大事にしたいことを守るために、私は誰かの意向に応えられないことを、はっきり言わないといけないときが、この先も来るんだろう。
自分で確かに歩いていくことは、方法はシンプルだけれど、とても難しい。
お得であったり、効率の良いやり方がインターネットにたくさん書いてある。もちろん、参考になる情報もたくさんあったけれど、本当にその情報が、自分にとって必要なのか、自分以外の型になるための効率の良さを目指していないか、いちいち考えていかないと、あっという間に、知らない場所に流れ着いてしまう。
どんなに効率が良く見えても、(よく知らなくても、慣れ親しんでいても)誰かの考えに沿って何かを決めることはしてはいけなくて、自分の考えや向かいたい方向を、大事にしていく。
そうしていけば、失敗しても、成功しても、振り返りができる。
誰かのショートカット法を学ぶことはいい点もたくさんある。私もいろいろな本やブログを参考にしているけれど、それをまるっと参考にすると、成功したときはいいのだけど、失敗したとき、軌道修正が難しい。
どんなに遠回りでも、自分で一つ一つやっていくことを、やっぱりやれる人間になりたい、と思ったのでした。
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