現在、私は週5フルタイムの勤務をしています。
平日は7時過ぎに家を出て、残業がなければ19時前に帰宅するという流れを5日間繰り返しています。月の半分ほどは残業があるため、帰宅時間が20時過ぎ、21時過ぎになることもあります。
最近、あまりにも1日の中で仕事の割合が増えてきてしまい、読書をしたり、映画を見たり、家でゆっくりとする時間が減ってしまっています。土日はたまった家事をやり、あとは寝ていたりすることが多いです。趣味や生活に割く時間、体力、気力があまりありません。
見たい映画はいつの間にか上映が終わり、積読は増えていき、毎日の料理はぱっとしないし作ってもわくわくしない、家のそこかしこが荒れている。
朝、会社に向かう電車に乗るまでに今日でこれが終わりだったらどんなにいいだろうと思うのですが、乗ってしまえば、意外と乗り越えられる。職場でPCの前に座ると、前までできていた仕事が全然進まない。いろいろな人が用事を持って部署に来て、対応して、30分くらい席でお昼休憩をとって、また用事を持った人が部署に来て、対応して、席に戻ると15時になっている。午前中からやっていたはずの仕事がまだ残っている。
ここ1年程、そういうことが増えてきて、
何のために働いてるんだっけ?
という問いが何度も頭をめぐります。
入社当初から感じていた「ミスマッチ」と「なりたい自分」の中で
今の会社は、滅多なことをしない限りは解雇もありません。能力があれば、規模の大きな仕事も任せられます。各種制度も充実しているほうでしょう。たとえば入社を検討している若い人に向けて弊社のいい点を教えてあげてね、と言われたら、すらすら話せる自信があります。
でも、そのいい点を活用できる能力や素質を自分が持ち合わせていない、と働くうちに感じるようになりました。
例えば、弊社はチームで活発にコミュニケーションをとって働いたり、短時間で当意即妙で漏れのない答えを相手方に伝えたり、新しい業務にすぐなじんでいったり。そういうことが得意な人が多かった気がします。
私はあまりそういうことが得意ではありませんでした。
平たくいえば「ミスマッチ」なのだろうと思います。
そのミスマッチ自体は、入社初期から感じていたのですが、定期的に異動のある職種なので、職場や周りの環境が変わればまた違うのかもしれない、お金を稼がないといけないし、と思って何年か働き続けていました。
また、自分がチームで活発にコミュニケーションをとって働いたり、短時間で当意即妙な答えを相手方に伝えられたり、新しい業務をどんどん自分のものにする人間になりたかった、というのも、何年も働いていた理由でした。周りの人たちのようになれば、会社でも働きやすいだろうし、自分の至らぬ点も解消されるのではないか、と思っていたのです。
我ながら情けない理由です。
周りの人のようになりたい、と思うのやめた
ここまで読んだ方にはお分かりだと思いますが、組織の中で、私は能力不足だったと思います。でもなんとか、周りの人たちのようになりたくて、残業も休日出勤も頑張って、その結果、周りの人のようになれず、さらに、自分の本来の、無理のない姿を見失っていました。
本来の無理のない姿とはなにか、と思うと、
・大勢の人とコミュニケーションをとりたくない
・家にいたい
・家のソファで寝そべって本を読みたい
・小説を書きたい
・料理をしたい
・自然の多いところで散歩をしたい
・家の細かいところの手入れをしたい
後半、やりたいことになっていますが、やりたいことを無理なくできる姿を目指したいです。
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