はじめまして。マコトといいます。
20代後半、社会人になって早数年。静かな暮らしと、自分らしい生き方を模索しています。
フルタイムワーカーの両親のもとに育ち、「定年まで仕事は勤め上げるもの」と疑いなく考えて、仕事に邁進していました。
ですが、会社に所属し、定年まで勤めあげるという価値観に加え、私にはもう一つ、胸にとどめていた考えがありました。
それは、「小説家になりたい」という夢でした。
夢の挫折から気がついたもの
社会人になってからもこつこつと新人賞への応募はしていましたが、なかなか目は出ず。さらに、勤め始めて何年か経ってからは、仕事が生活の中心となり、執筆からは遠ざかっていました。
これはなにかが間違っている、と思い始めたのは、執筆ができなくなって1年を過ぎたころだったと思います。
はじめは時間術や習慣化の本を読んで、執筆の時間を作ろうと努力していましたが、それは休日の楽しみや生活のための時間を自分から取り上げていきました。睡眠時間や休日を削って執筆して、やっと書き終えた小説は、一次予選も通過しないありさま(笑)。肉体的にも、精神的にも、ものすごく消耗していました。
プライベートでは結婚し、もう、このまま執筆からは足を洗ったほうがいいのかも、と思っていた時期もありました。
執筆のことを考えない日々は、とても気楽でした。残業して疲れた目と頭で、進まない原稿を目にする必要も、休日に、休みたいのに必死にデスクに座って執筆する必要も、ないのです。料理をしたり、本を読んだり、気になるところに出かけたり、映画を観たり。実家を出て、住む場所、食べるもの、インテリア、生活のリズム..その他もろもろ、自分で整えられるということを実感として、初めて感じました。
暮らしを整えることの重要性
長らく続けていた、意識的にも時間的にも、執筆 >>生活 という生活。
振り返るととても視野が狭く、そして、幸せでなかった気がします。
小説の応募に落ちるたびに落胆し、気になることは後回しでまた小説を書く。ストレス発散のため散財も多く、毎日疲れ切っている。自分の夢が、自分の首を絞めていたのです。
執筆をやめて、私がまず行ったのは、暮らしを整えることでした。料理をつくる、掃除をする、休日はゆっくりと眠る。そんな生活の中で、私はだんだんと回復していきました。自分の人生の手綱を自分が握りしめている感覚を覚えたのです。
このブログで伝えたいこと
私は「小説家になる」という夢を持って、社会に出てからもそれさえ見失わなければいいと思っていました。しかし、それでは幸せでないことを知りました。日々の生活を楽しみ、自分の理想とする人生を叶えていきたいと考えています。そのために、暮らしのこと、資産形成のこと、本や創作のことを発信していけたらと思っています。若輩者のブログですが、これからどうぞよろしくお願いします。
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